ミヤマクワガタ

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“フギャ~ッ、フ~~~ッ!!”

尋常じゃないネコの悲鳴。何事かと飛び出したら……ミヤマクワガタがいました。猫がいたずらしていて、どこかを挟まれたようです。

夏前にもかかわらず今年は涼しくて、暑がりのトモにとって過ごしやすい日が続いています。しかし、先週末は本格的な暑さで、部落の草刈りは大汗でした。そんな夏っぽい日差しに誘われたのか、ミヤマクワガタも登場。今年初モノの立派な体躯が拝めました。

「ミヤマクワガタが自生している環境に住んでるとは、なんて素晴らしい! ミヤマは漢字で『深山』と当てられる事が多いですが、『美山』という説があるんです。彼らは公害とは無縁の環境でないと活きていけない。以前は日本のどこにでもいた虫が、郊外の限られた地域にしか覧られなくなってしまった。いわば彼らは環境のバロメーターなんです!!」と、ある御方から伺って、嬉しく思った事を思い出しました。

千葉県長南町の里山には他にモリアオガエル、東京サンショウウオといった、天然記念物な生物と多くの自然が覧られます。移住して13年目になりますが、未だ初めて見るムシにも遭遇します。

こういう自然は人工的に再現することが困難。有り難い環境の素晴らしさを、日々発見しています。

by Tomo