カテゴリー別アーカイブ: 暮らし

鶏のいない朝

いつものように朝5時頃に目覚めました。

表にでると……?!?!?!

庭に大量の黒い羽毛。。。
うちの猫が山鳥を食べたか……、
それにしては羽毛が多く、山鳥にしては羽根が大きい。キジでもない。
わが家の飼い鶏が喰われた事に気づくまでさほど時間はかかりませんでした。。

春の長雨にぬかるんだ周囲には、犬らしい足跡……。大小あるので最低2頭いたらしい。かなり騒いだはずだろうに、何故か昨夜は細君も含め異変に気づけませんでした。
6羽いた鶏が1羽しか見えず、呼んでも出て来ません。

鶏小屋周辺で残された遺体が何羽も見つかりました。
殺すならぜんぶ食べてけよ……。
喰わないなら殺すなよ……。
相手は野犬ですが、夜盗に襲撃されたような気持ちでした。
家畜を含め、家庭を護れるよう考えて来たはずですが、できませんでした。
鶏小屋のトビラを閉めなかった我々の責任です。
トビラに金網がはってあっても、獣を止めきれないでしょう。でも、侵入するまでの時間は稼げます。対応できたかもしれない……自分の甘さが辛いです。

うちの鶏たちは、部落の山に捨てられていたのを引き取って飼ってました。庭の虫や草、ちょっとの飼料で、美味しい自然卵を家族に供給してくれました。感謝の気持ちでいっぱいです。
散り始めた桜と同様、すべて自然の営み。
一切が美しく過ぎていきます。

by Tomo


最後のたまご 。裂けた体からこぼれ落ちたようだ。


ポスト(籠)にタマゴを産んでしまう愛嬌ある軍鶏。
毎日だったことが思い出に変わった。


猫と鶏が放し飼いで同居。猫に鶏を捕らないようしつけてある。

昼寝をしていた猫。タマゴを産む場所を探している軍鶏との微妙な駆け引き。でも猫は大抵ゆずってしまう。おかげで鶏はいつものびのびとしていられた。

猫エサをめぐる駆け引き。

ビオトープ

今日は池をつくっていました。
ナベさんとユンボ作業です。
春になってしまったので慌てています。そろそろタマゴを生みに来るヤツがいるからです。

今までは側溝の溜まり水に産んであり、晴れの日が続くとだんだん干上がるので困っていました。底にペラペラのカラカラになったタマゴを見るのが居たたまれず、でも何日か後に雨が振るとまたプヨプヨに。その繰り返しで毎年ハラハラしていたので、ここは池にしたいと考えていました。しかし、スコップで掘るのは大変な作業です。それがユンボであっという間に出来上がり!うれしいですね。1年経てば草も生え、世界が構築されることでしょう。

↑これです!
ユンボで潰されるから、ひとまずバケツに救出。これはサンショウウオのタマゴなんですよ。

ふきのとうのペペロンチーノ


ふきのとうのペペロンチーノ。
セリとシイタケもアクセントです。
ぜ〜んぶ野原の収穫物です。春は最高〜!
農薬もなければ公害も無い。
これぞ田舎暮らしの醍醐味です。

今日はこんな作業をしていました。馴れると生き物みたいに動かせて、ロボット操縦士の気分です。

by Tomo

 

 

玉前神社の注連縄飾り

img_2961

ここ5年ほど神社用の注連縄と飾りを製作しています。秋祭りと正月のために年2回、隣町の大きな神社からの依頼です。一宮町“玉前(たまさき)”神社といいます。その周囲の神社や東浪見海岸の大鳥居も含めた大量の注連縄と飾りを作ります。

我が部落の師匠が古代米を育てるところから手がけ、刈り取り……乾燥を経て、注連縄飾りの材料となります。ワラ束をみんなでより合わせて製作します。長さ10m以上の大物もあります。力のいる大仕事です。

注連縄作りをしていると、柔軟で丈夫という稲の特徴がよく理解できます。縄だけでなく笠や蓑、俵や座布団、ムシロやコモなどなど、かつての日本の生活には稲藁が様々に活用されていたことに、改めて気付かされます。ただ古いだけの過去の文化として忘れ去られてしまうのは残念すぎる! そんな想いで毎回この作業に参加しています。

今回は新たな形式の飾りを製作。まもなく改築が終わる玉前神社本殿の遷宮式に使われる特別な飾りです。伊勢神宮なら20年ごとに開催されてますが、こっちは滅多にないので、いっそう気持ちが入ります。古い写真を基に作り方を推測して再現していきます。伝統の飾りとして後々受け継がれていくモノを手がけられる、これは頼んでもなかなかできる事じゃありません。いろんな意味で面白い事業です。

玉前神社の遷宮式は2017年4月28日に予定されています。興味のある方はぜひご覧ください!

by Tomo

img_2966

↑なんと!根っこつきの稲藁を使用した遷宮式用の特別な飾り。

img_2963tr

↑熟練の技で大縄をなう。歳神様や産土神社の飾りもみんなこの師匠に習った。

 

天然のかき氷

img_2250

今朝から雪です。
大雪です。
先日から天気予報を聞いて驚いていましたが、本当に降りました。しかも積もらないだろう……なんてタカをくくっていたのですが、みるみる厚く積もり、一変して雪景色になりました。

4WD車でも滑るほどの立派な雪です。週末に控えたイチロー塾は大荒れ?!。
 img_2249
みてください〜!
天然のかき氷です。
外に置いた器に一時間でこの状態。
春に仕込んだ梅や赤シソの酵素シロップをかけて、超おいしいです。ふわッふわのサックサク。
雪がきれいでカビや粉塵など都会の毒が含まれていない。田舎暮らしならではのささやかな楽しみです。
なんでも雨は降りはじめから7分経つときれいになるそうで、これがミネラル成分たっぷりの天然飲料水として最高なのだそうです。平素にお茶を飲むときの水として昔から利用されてきたそうで、“甘露”と書くのはこれが原点だとか。平安時代から語り継がれているそうです。
by Tomo

 

ミヤマクワガタ

IMG_9268

“フギャ~ッ、フ~~~ッ!!”

尋常じゃないネコの悲鳴。何事かと飛び出したら……ミヤマクワガタがいました。猫がいたずらしていて、どこかを挟まれたようです。

夏前にもかかわらず今年は涼しくて、暑がりのトモにとって過ごしやすい日が続いています。しかし、先週末は本格的な暑さで、部落の草刈りは大汗でした。そんな夏っぽい日差しに誘われたのか、ミヤマクワガタも登場。今年初モノの立派な体躯が拝めました。

「ミヤマクワガタが自生している環境に住んでるとは、なんて素晴らしい! ミヤマは漢字で『深山』と当てられる事が多いですが、『美山』という説があるんです。彼らは公害とは無縁の環境でないと活きていけない。以前は日本のどこにでもいた虫が、郊外の限られた地域にしか覧られなくなってしまった。いわば彼らは環境のバロメーターなんです!!」と、ある御方から伺って、嬉しく思った事を思い出しました。

千葉県長南町の里山には他にモリアオガエル、東京サンショウウオといった、天然記念物な生物と多くの自然が覧られます。移住して13年目になりますが、未だ初めて見るムシにも遭遇します。

こういう自然は人工的に再現することが困難。有り難い環境の素晴らしさを、日々発見しています。

by Tomo

こんな事がありました……

アメリカからの帰国日。
am4:00のまだ暗い路を走り始めて、すぐに異変が。。。
なんとぉ……?!?!(゚o゚;;

IMG_8670

巨大なオークの折れ枝が道路に落ちている!!
突っ込んでいたら帰国できなかったでしょう。

1月には、濃霧の先の道路の真ん中に、大きな牛が寝転がってました。

そいや、大穴が道路に開いてることもありました?!

この先の道路で何がおきてる判ったもんじゃない。
皆さま運転にはくれぐれも気を付けてくださいね〜!

by Tomo

里山のくらし

 

IMG_8235

ビワ植樹のため邪魔になる木を倒しました。これがなんと!一本橋になり、斜面に渡ってタケノコをたくさん採って帰りました。
by Staff

ヨソモン交流会

IMG_7008

IMG_6993

IMG_6984

「田舎暮らし! 千葉房総ねっと」は、移住の際にお世話になった不動産屋さんです。不動産業者というとおカタいような印象がありますが、まったく型破りなキャラクターで有名です。
自分を含め移住者向けに「 ヨソモン交流会」 を開催してくれます。田舎暮らし実践に便利な情報交換の場として、移住者が孤立しないよう、各物件を会場に開催してくれます。これひとつを取って見ても目の付け処が良く“タダモンじゃない”キャラクターが伺えます。
今回の会場は一宮市の網元のお宅だったということで、長屋門が立派な大邸宅。オーナーK氏は、各種アンティークを備え、改築はご自身で大々的に進めていらっしゃいます。
ヨソモン交流会は料理とドリンク一品づつの持ち寄りで、それぞれに趣向を凝らした料理が集まり、これも楽しみのひとつであります。“クセモン”な不動産屋さんに集まる“ヨソモン”だけに、色々な愉しみがあって毎回刺激的です。
とくにオーナーK氏は、韓国料理レストランを長年経営なさっていた方で、豪華かつ豪放な逸品料理に参加者一同舌鼓を連打するばかりでした。
物件とそのDIYブリが気になりますが、そちらはまた別の機会に!
by Tomo